セルフブランディングやパーソナルブランディングなど、この種の用語はいろいろありますが、
安易な価格競争に陥らずに、安定的に顧客獲得するには、ブランド強化が必須となるため、
ホームページ制作には欠かせないブランディング戦略のポイントについて紹介します。
ブランディングの目的は違いを伝えること
一般的に、ブランディングといえば、ロゴデザインを含めたイメージ戦略の印象がありますが、
ブランディング本来の意味は、見込み客である顧客があなたの会社にだけ特別な価値を見出し、
同業他社よりもまず、あなたの商品・サービスを体験したいと認知させる手法のこと。
それゆえ、ロゴやデザインなどは、自社のブランドイメージなどを訴求する手段の一つであり、
「あなたはどういう人で」「どんなことができるのか」「他とはいったいどこが異なるのか」
他社との違いやご自身の価値を正しく伝えることが、ブランディング構築の目的です。
言わずもがな、このご時世、競争が激しくない業種など、ないといっても過言ではありません。従来の営業スタイルでは、顧客獲得は難しくなりますし、厳しい状況を打開していくためには、
あなたの商品・サービスが選ばれる理由を、具体的なメリットとして、伝えましょう。
業種特化型ホームページでブランディング
個人事業主や中小企業を含め、ブランディング戦略の基本は、定期的な情報発信になりますが、
ブログ運営やサイト作成など、インターネットを活用するのが、最も手軽な構築手段でしょう。
ホームページ制作としては、ある特定の分野に特化した、業種専門型サイトが一般的。
一例を挙げますと、弁護士事務所や税理士事務所など、業務内容が多岐に及ぶ士業関連ですね。これまで「相続遺言/交通事故/債務整理/離婚業務/労働問題」など、総合サイトでしたが、
あえて、交通事故など一つのメインの分野にしぼり、訪問客にアピールする方法です。
このように「選択と集中」をあえて行った上で、より専門性の高いホームページを制作すれば、総合サイト以上に、自社の商品・サービスに強い関心を示す顧客を呼び込むことができますし、ブログ記事を活用し、定期的に更新することで、具体的な成果も上げやすくなります。
見込客に選んでもらえるデザイン力が大切
もちろん、特化型サイト以外にも、差別化を図ることができれば、ブランディングは可能です。ホームページ制作に関し、この点をアピールすべきは、トップページのヘッダー画像でしょう。
ファーストビューとの言葉どおり、見込み客に与える印象はわずか3秒で決まります。
サイト全体の雰囲気も含め、事務所サイトなら、具体的にどんな運営者が対応してくれるのか、
先生の写真画像をヘッダーに採用したり、近隣エリアの事務所とはどのような点が異なるのか、
ぱっと見た瞬間、分かりやすい言葉で、違いを伝えられるデザイン力が欠かせません。
また、ブランディングには、このような差別化とともに、ベネフィットを訴求することも必須。あなたの商品・サービスを購入すると、現実的に、どのような効果やメリットが得られるのか、
お客様の声など解決事例を掲載し、信頼感を得られるよう、不安を解消させましょう。
ホームページを制作する前にやるべきこと
特に個人事業主や中小企業など、あまり広告予算をかけずに、ブランディングを強化するなら、
ホームページを制作する前に、ご自身の強みと特徴は何なのか、ヒアリングでしっかり把握し、
実際のデザインに落とし込めるよう、制作業者と意思の疎通を図っておくことが大切。
ある意味、ウェブサイトで顧客を獲得するのに、単にキレイなホームページは必要ありません。
あくまでも、見込み客となるユーザーの目線に立った上で、他社との違いをしっかり伝えさせ、
「あなただから依頼したい!」と行動させることが、ブランディング構築の基本です。