楽天に出店しているショップが売り上げ向上を図る際、欠かせないのが楽天内SEO対策ですが、
特に広告予算をかけられない場合、まず楽天サーチ上の検索順位を上げることが大切です。
そこで今回は、無料でできる楽天SEO対策として、実際に検証した内容を報告します。
楽天SEO(検索エンジン対策)について
楽天SEO対策とは、楽天内モールの検索結果画面(楽天サーチ)に上位表示させる手法のこと。一般的なショップ運営の場合、ヤフーやグーグルなど、検索サイトのSEO対策を重視しますが、
楽天は、楽天サーチ経由の訪問者が多いため、上位表示させることが基本になります。
なお、楽天の集客方法には、サーチワード広告(いわゆる、リスティング)などもありますが、
予算をかけず、無料でできるアクセス強化としては、やはり、楽天SEO対策が一般的でしょう。具体的には、内部対策となりますが、アルゴリズム(上位表示の対象)は限られます。
よく見かけるものとしては、商品名やキャッチコピー・商品ページの説明文や販売説明文など。
その他、店舗名や店舗紹介文に、上位表示させたいキーワードを意識して含ませることですね。内部対策以外には、レビュー件数や商品の売り上げ実績(件数)なども挙げられます。
検索順位を上げるために欠かせない要素
最近、とある案件で、楽天RMSを使った楽天ショップのリニューアル制作を承っていますが、
実際に、当管理人が楽天SEO対策を行った限りでは、商品説明文や販売説明文は効果がなく、
これまでの検証結果では、商品名の変更で唯一、検索順位を上げることができました。
クライアント案件のため、詳しい事例などはお伝えできませんが、対象キーワードによっては、
2~3ページ目(100位以下)に停滞していたのが、最高1ページ目の3位ぐらいまで上がり、
売り上げ件数(レビュー件数も含め)が増えると、さらに検索順位が上がる印象です。
その結果、無料でできる楽天内SEO対策としては、やはり、商品名のキーワード対策が基本で、
どのような対象キーワードで検索するのか、見込み客に立場に沿った、選定作業が必要ですし、
アクセス解析やサジェスト機能などを活用すれば、ある程度、対応できると思います。
・検索順位を上げたいキーワードほど、商品名の先頭に配置すべし!
・商品名にキーワードを含めない場合、上位表示させることは無理!
楽天SEO対策を意識する際の商品名とは
楽天SEO対策として、商品名にキーワードを追加修正する際、文字数や表示場所がありますが、
いろいろと検証した結果、個人的には、先頭に対象キーワードを配置させるのが最も効果的で、商品名の文字数を長くしたり、短くしたりする手法は、ほぼ影響がありませんでした。
むしろ、楽天ユーザーの多くが検索結果の一覧画面から、アクセス訪問することを考慮すれば、
同業他社と差別化を図るため、商品画像(サムネイル)をよりインパクトのあるものにしたり、
見込み客の関心を引くような、キャッチコピーの内容に修正することも大切でしょう。
なお、ヤフーやグーグルなど、検索エンジンとは異なり、楽天サーチは頻繁に更新されるため、実際に行った内部対策の結果は、検索順位として、時間もかからず、割とすぐに反映されます。例えば、商品名のタイトルを変えたら、数時間後には順位が上がったり下がったり…。
・商品名の文字数に特に基準はないが、40~45文字程度が一般的!
・競争の激しい場合は、サーチワード広告など、別途対応も必要!
楽天サーチは将来的に売上ランキングに
逆に言えば、同業による楽天内SEO対策の影響も受けやすく、検索順位は変動していますので、
レビュー数や売り上げ実績など、他の要因を増やすことで、上位維持させる施策も必要ですし、
検索数(商品数)の少ないキーワードはないか、定期的に見直すことも欠かせません。
個人的な印象として、楽天の検索順位アルゴリズムは、今後、売り上げ実績がより重要視され、
楽天サーチの上位表示は、ある意味、売り上げランキングに近くなるのかなと思っていますが、まずは、無料でできる楽天内SEO対策として、できる限り、対応させておきましょう。