アクセサリーやインテリア小物など、ハンドメイド作品が誰でも簡単に売り買いできるミンネ。とある事情で、ミンネにプリザーブドフラワーの手作り作品を出品する機会があったので、
ミンネは売れないという評判も含め、実際に売れるまでの過程を時系列でご紹介します。
遅咲きハンドメイド作家が抱く甘い期待
ことのきっかけは我が家の母親。以前より興味のあったプリザーブドフラワー教室に半年通い、せっかく学んだ経験を活かし、友人や親戚といった知り合い以外にも、販売したいということ。具体的なイメージもあまりなく、本人としては、作るきっかけが欲しかったのでしょう。
とは言え、御年すでに七十歳。作家経験もろくになく、ネットやパソコンも触れない人間です。どのような形であれ、実際にインターネットで販売するには、写真撮影や商品説明なども必要。売れる作品を作るということはもちろん、他にもやるべきことは多いという印象でした。
特に普段、ウェブ制作を本業としている当管理人からすると、たとえ一息子の立場であっても、「ネットで販売すれば、多少、売れるんじゃないの?」という本人の認識が気になりましたが、モノづくりの楽しさは理解できますので、趣味の延長上として協力することにしました。
実際に出品してみて分かるミンネの評判
今年の夏ごろに我が家の母親の教室通いが終了し、秋口に入る前に改めて具体的な作成に着手。ハンドメイド作品ということもあり、まずは比較的、簡単に出品できるミンネを採用しました。作成済みの作品を中心に写真撮影を済ませたら、あとはせっせと商品ごとのページ作り。
ミンネの管理画面は使いやすく、専門的な知識も必要なく、作品登録の作業が簡単にできます。この辺の評判は、他のハンドメイドマーケットと同じく、フォーマットが決まっていますので、必要な箇所に適宜、入力するだけで出品できますし、他のページも簡単に複製できます。
実際にミンネで売れるための注意点として、魅力的な写真と分かりやすい説明文がありますが、その他、ミンネの検索画面に表示されるよう、商品タイトル名に対象キーワードを含ませたり、フォロワーやお気に入りを増やすため、気に入った作品には自ら積極的に登録しました。
ミンネの売れないを売れるに変えるコツ
プロフィールなど、体裁が整った時期でしょうか。ありがたいことに、注文が一件入りました。
購入者の方いわく、ギフト用に青系のプリザーブドフラワーを探していたとのことだったので、
おそらく、この辺の検索キーワードで上位表示され、購入してくれたのかもしれません。
とは言え、我が家のハンドメイド作家の場合、基本的に出品している作品の数が少なすぎます。ミンネに限らず、ネットショップで売るためには、魅力的な商品を作っていくことはもちろん、
より多くの方にアピールできるよう、ページ自体のアクセス数を増やす必要があります。
もちろん、予算や手間暇などの関係もありますので、月に2作品ぐらいの新作アップを目安に、
具体的にどのようなものが売れているのか、売れ筋や人気アイテムを事前にしっかりリサーチ。キーワードを増やすため、リースも用意するなど、ラインナップの充実を目指しました。
作品を売るにはアクセス数を増やすこと
また、より多くの方に見に来てもらえるよう、他媒体のメディアも積極的に活用することにし、アメブロを始めて新作アイテムの情報を更新したり、基本的な商品ページは同じとなりますが、無料ネットショップサービスのベイスを使って、独自ドメインのお店を立ち上げました。
アメブロは主にアメブロユーザーを対象に、ベイスはグーグルなど検索サイトを意識したもの。できれば、ツイッターやインスタグラムなど、ソーシャルメディアも活用したかったのですが、いずれにせよ、自分はこういう作品を作っているという宣伝をすることが大切でしょう。
アクセス解析に関して、ミンネの場合は基本的に、直近一週間のデータしか確認できませんし、具体的にどのようなキーワードで訪れたか、把握できないため、詳しい経路は分かりませんが、ミンネに出品し、約3ヵ月が過ぎた頃、二件目と三件目の注文が立て続けに入りました。
自分が作りたいものと売れるものは違う
当管理人が以前に購入した分と、知人が最近オーダーしてくださったものも合わせて、計6個。一日平均一ケタ台のアクセス数と同じく、売り上げの数としてはかなり少ない方と思いますが、御年70歳の未経験ハンドメイド作家としては、そう悪い数字ではないのかもしれません。
個人的には、出品作品の紹介文やアメブロ記事ぐらいは、作家自らが書いてほしいものですが、文章を書くのは苦手となかなか譲らないので、あらかじめ、ヒアリングシートを用意した上で、どのような点を意識して作成したか、息子の自分が文章や記事にして更新しております。
今のところ、本人のモチベーションも落ちていませんし、まだまだやる気はあるみたいなので、バリエーションを増やすことを念頭に、無理のない範囲で、楽しく続けていきたいと思います。やっぱり、商売をやろうとすると、本人が作りたいものと売れるものは違いますからね。