検索エンジンでの上位表示などを目的としたロングテール対策ですが、実際に書こうとすると
「どんなキーワードにするか」キーワードの探し方や、見つけ方に困る方もいるみたいです。
そこで今回は、ロングテール対策を行っていく上で必要な基本的な考え方を紹介します。
はじめてのロングテール対策
ロングテール対策とは、訪問客が検索サイトを使用する際、誰もが利用すると思われる競合率の高いキーワードを避け、比較的、狙いやすい複合キーワードで上位表示させるのが一般的です。そのため、どんなワードの組み合わせにするか、キーワード選びが最も大切になります。
キーワードという英語が分かりづらいなら、記事のテーマ(主題)と言い換えても構いません。ロングテールキーワードの探し方や見つけ方として、最近では多くの方法が紹介されています。主なもので言えば、グッドキーワードツールや検索サイトのサジェスト機能などですね。
実際に当管理人もこのような方法で、ブログ記事の主題となるような関連語を探していますが、ロングテールとはある意味、埋もれた山の中から宝くじを当てるようもの。ヒットした時の効果(アクセス数)は大きいのですが、それなりのコツをつかむには経験が必要になります。
・専用ツール:グッドキーワードツール/グーグルキーワードプランナー
・サジェスト:関連ワードがグーグルなどの検索窓に自動表示される機能
実践!キーワードの見つけ方
一例として、今回はつい先日、お客様から質問をいただいた整体院の場合を考えてみましょう。整体院や整骨院など、治療院サイトの場合、一般的にロングテール対策のキーワードとしては、肩こりや腰痛などの症状関連や、デスクワークやストレッチなどの健康関連が基本です。
分かりやすく言うなら、見込み客が抱えている関心のある内容を、完結な単語で表現したもの。「デスクワークばかりで腰が痛いなぁ、会社帰りに整体でも…」なら「デスクワーク+整体」、「最近、肩がこるなぁ、近所に良い整体院は…」なら「肩こり+整体院+地域名」など。
その他、ロングテールキーワードの候補としては、業種ごとの専門用語なども予想できますが、どのような関連語を対象とするか、上記、専用ツールの他にも、アクセス解析の検索クエリや、同業他社サイトはどんなテーマで記事を書いているのか、リサーチ作業も必要でしょう。
修正前:「阿佐ヶ谷,南阿佐ヶ谷,杉並区,中野区,高円寺,荻窪,関節痛」
修正後:「阿佐ヶ谷,関節痛」←1コンテンツに1テーマが基本原則
キーワードよりも大切なこと
ロングテール対策のような話題になると、どうしてもテクニック的な内容に集中しがちですが、コンテンツ戦略の基本はあくまでも、見込み客となるお客様が主役です。せっかく書いた記事、どうせなら、アクセスアップや上位表示につなげたいという気持ちはよく分かりますが、
キーワードの探し方や見つけ方を意識しすぎて、内容がおろそかにならないようにしましょう。上記、専用ツールもデータにしかすぎません。それより大切なことは、あなたのお客様が普段、どのような悩みや関心を抱え、読んで納得できる良質の高い記事を書くことに尽きます。
ロングテール自体、SEO対策と同じく「これなら上位表示できる!」確かな保障はありません。キーワードの探し方や見つけ方といったものは、ある意味、予想の上に想定した仮説ですから、まずは、月に数本でも定期的に記事を書くことのできる、ブログ運営を心がけましょう。