検索キーワード【業種名+地域名】で上位表示できてるのに、新規患者の数が減っています。
つい先日、治療院サイトを運営しているお客様より、このようなご相談をいただきましたので
SEO対策で地域キーワードを意識することや、流入経路の重要性について紹介します。
業種名+地域名キーワードで上位表示を
すでに多くの方がご存じのとおり、SEO対策で上位表示しようと、整体院や接骨院・鍼灸院などある特定の地域に店舗を構えている業種において、最も大切になるのが、地域キーワードです。上記、業種で言えば、「業種名(整体院/整骨院/鍼灸院)+地域名(市区町村)」
実際、集客目的で上位表示を狙う際は、このキーワードを重視した上でサイト制作をしますし、
ローカルビジネスにおいて、地域キーワードというのは、それだけ優先事項が高いと思います。その結果、上位表示(トップ3)できれば、ある程度の集客力は見込めるでしょう。
問題は、主要キーワードで上位表示できてるのに、集客力やアクセスが伸び悩んでしまう場合。このようなケースの要因としては、いろいろと考えられますが、まず流入経路の数にあります。
流入経路とはアクセス元、つまり、見込客が自社サイトを訪問するきっかけですね。
ユーザーが訪れる検索キーワードも豊富
アクセス解析のデータが示すとおり、治療院サイトを検索して訪問するきっかけは人それぞれ。
「業種名+地域名」キーワードというのは、あくまでも、検索キーワードの一つにしか過ぎず、
多くのユーザーが、それ以外の複合キーワード(関心のある内容)で訪れています。
それゆえ、主要キーワードで上位表示できているのに、新規患者が集まらないといった場合は、
まず、ロングテール対策など、それ以外の訪問キーワードでアクセスを増やすことが大切です。具体的には、「症状名(肩こり/腰痛/骨盤矯正)+地域名(市区町村)」ですね。
昨今、定着したブログを活用したコンテンツマーケティングなどは、まさにこのような対策で、整体院や整骨院など、多くのサイトがSEO対策の一環として、コラム記事を活用していますし、その結果、主要キーワードに頼らずにできると、より安定運営ができると思います。
集客向上には訪問きっかけを増やすこと
また、訪問きっかけとなる参照元は、ヤフーやグーグルサイト経由の自然検索とは限りません。ツイッターやフェイスブックなどソーシャルメディア、有料となりますが、リスティング広告、
治療院サイトで挙げるなら、エキテンなど口コミサイトや、地域系ポータルサイト。
いずれも、多くの見込客の目に留まる機会を増やし、新規患者の獲得などが目的と思いますが、
これらツールの活用によって露出頻度を上げ、自社サイトに誘導させる流れが一般的でしょう。
つまり、訪問きっかけを一つに限らず、いろいろな選択肢を確保させることが大切。
特に、治療院サイトというのは、地域間のみに留まらず、業種間同士でも比較検討されるもの。
格安マッサージやエステサロン、いずれも「身体の不調を治してほしい」目的は同じですから、できる限り、主要キーワード以外にも、訪問きっかけを増やすことが欠かせません。
訪れるユーザーがいなければ伝わらない
例えば、ロングテール対策一つにしても、症状別記事など、悩み解消型ネタはもちろんのこと、
地域に新しく開店した飲食店について、キーワードを意識してブログを書いても構いませんし、対象キーワードの市区町村範囲をさらに広げ、SEO対策を行っても良いと思います。
結局、ネット集客というのは、実際に訪問客がいなければアピールすることもできませんので、まずは、余計なコスト(有料広告)に頼らないよう、SEO対策を施したホームページを制作し、ある程度の体力をつけた上で、主要キーワード以外のアクセス元を増やしましょう。