日頃、当サイトでは「訪問者の立場に立ったブログ運営の大切さ」などを主張してきました。
気がつけば過去のブログ記事の中にも、同じような趣旨を繰り返したりしていて「これって、
前に言った内容と同じじゃん…」と思わず苦笑いしてしまう場面も多々あるのですが、
サイト制作は想像力が欠かせません
それはおそらく、この考え――「相手のことを思いやる想像力がネット集客には不可欠」――がホームページやアメブロカスタマイズなど、ウェブサイトから売り上げを伸ばす上で、重要だと強く認識している証拠なのだと思います。実際、お客様と接する日々の制作現場でも、
「どうして、自分がここまで、お客様アンケートの重要性を何度も伝えなければならないのか」
「どうして、ホームページに掲載する写真の撮影をこうも強くお願いしなければならないのか」
機会あるごとに自問自答に陥ってしまって、正直、疲れてしまうことが度々あります。
一体、誰のためのアメブロカスタマイズなのか、何のためのホームページリニューアルなのか、「売り上げを伸ばしたいのはアナタですよね…」無意識にそう愚痴をこぼしたくなる中、最近、こちらのビジネス書を読んで、改めて考えることがあったので、簡単にご紹介します。
すべての成功は人の心を動かすこと
巨大企業コカ・コーラの日本支社長として、数々のヒット商品を今までに生み出してきた著者。マーケティング畑出身らしく、専門用語が飛び交う内容と思っていたら、主題としているのは、あくまでもこの著者が信条とする「お客さま志向」に関する具体的な内容などが中心。
特に、誰もがよく知っている「ジョージア」「爽健美茶」「紅茶花伝」等に関する開発秘話は、ストーリー自体が興味深く、自伝的な内容として大変興味深く読めました。例によって読書中、付箋を付けた箇所の中から、印象に残ったフレーズを挙げるなら、下記辺りでしょう。
商品を顧客に売るということはどういうことか、新しい市場やマーケットに参入するためには、具体的にどんな広告戦略を練らなければならないのか、マーケティングの重要性を説きつつも、著者の視線はぶれることがありません。すべての成功は人の心を動かすことに尽きる。
心を動かすためには、まず自分が動かなくてはならない
中途半端にあきめたらそこで終わり
新聞の折込チラシや、テレビで流れるコマーシャルなど、現代は多くの広告があふれています。しかし、この考え方を基本に改めてよく眺めてみると、この広告はいったい誰のためのもので、何を訴えかけたいのか、意味不明な内容のものが多いことも、また事実だと思います。
当管理人はマーケティングの専門家ではありませんし、広告の運用宣伝のプロでもありません。ただ、このような現象はウェブサイトなど、ネット社会においてもほぼ同じこと。だからこそ、お客様目線(依頼主ではなく、その先にある消費者)に立った制作が必要なのであり、
成果を上げるために必要なもの(アンケート結果や写真原稿素材など)は、何度でも繰り返し、主張していかなければならないと強く感じました。そう、何事もあきらめたらそこで終わり…。中途半端な想いで使った制作物は、結局、中途半端な成果しか生まれないのですから。