ネットショップの主な目的は商品を売ることですが、現実にはお客様の立場になって、作られているネットショップはそう、多くはありません。では、売上を上げているネットショップとそうではないネットショップでは、どこがどう違うのか、具体的な内容を紹介します。
人気(ひとけ/にんき)がないネットショップ
実際にある店舗とは異なり、ネットショップでは商品を手に取って、自分の目で確かめることができません。「この商品を買っても大丈夫だろうか……」訪問客は常に不安を抱えているもの。まずは、お客様の不安を解消させてあげることが、ネットショップには必要です。
どんな人が売っているのか、店長やスタッフの写真を掲載したり、どんな人が作っているのか、ブログで日々の様子を伝えたり、具体的にどんな人が買っているのか、これまでのお客様の声や感想を紹介するなど、人気(ひとけ/にんき)があることを伝えていきましょう。
その他、電話番号や店舗住所など、ネットショップ運営者の連絡先を分かりやすく目立つ場所に掲載することはもちろん、個人情報の取り扱いや各種クレジットカード等、セキュリティ対策をしっかり行って、あらかじめ、ユーザーの不安を解消させておくことも大切です。
情報が少なく魅力が伝わらないネットショップ
どんなに素晴らしい商品でも、その魅力が伝わらないネットショップでは売上は上がりません。「この商品はココが他とは違う!だからこういうメリットがあります!」お客様の目的や動機を把握した上で、ネットショップ独自の強みや特徴を強く打ち出していきましょう。
「自分に合う商品は何か、その商品はどこが優れているのか」お客様はネットショップ内を見て回ります。中でも重要視するのが商品ページです。トップページが「お店の魅力を伝える場」としたら、「商品の魅力を伝える場」こそ、商品ページの果たす役割だと言えます。
目を惹くキャッチコピーや写真画像、分かりやすい紹介文など「あなたのお店だから購入する」理由を与えること。他にも、使い方を説明する解説動画や各種決済・配送方法を明記するなど、お客様が気になる情報を充実させ、ネットショップの信頼感を向上させましょう。
探している商品が見つからないネットショップ
ネットショップはサイト内で、ひととおりの行動が完結します。最終的に売上を上げるためにはどのページにどんな商品があるのか、使いやすくなければいけません。途中で迷子にさせたり、目的の情報が見つからなくて離脱させないよう、サイト設計には注意が必要です。
具体的には、買い物カゴを目立つように掲載したり、商品の値段や価格を大きく表示するなど、利用者の立場にたてばイメージもしやすいはず。相談できる店員がそばにいる実店舗とは異なりネットショップは仮想店舗、「分かりにくさ」を与えないように心掛けましょう。
また、訪問客の中には「コレがほしい!」と、明確なイメージを持つ方ばかりではありません。「こういう商品があればいいな……」という方もいるため、あれもこれもと並べるのではなく、オススメ商品や人気アイテムなど、買いたくなる売り場づくりも大切になります。