失敗から学べるということ。自分自身で調べるということ

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道に咲く花

当ブログでは基本的に、包み隠さずありのままを正直に書くという方針で運営していますので、今回の一件も正直に書いてみます。実は先日、とある方よりご依頼をいただき、ラフデザインの提出までしたのですが、残念ながらお客様のご事情により案件がキャンセルとなりました。

比較的、普段のお仕事が忙しい方で、十分な意思疎通を図ることができないまま、制作を進めてしまったことが主な原因かなと、個人的には解釈していますが、お客様ご自身の説明によると、「ネットで自分の考えを伝えるのが苦手のため、知り合いの方にお願いしたい」とのこと。

失敗から学べることもある

結果的にとても残念なことで、ご提出したラフデザインの出来栄え自体、かなり満足のいくものだったので、制作中止のご連絡をいただいた時はさすがに落ち込みました。いつもは楽観的で、気持ちの切り替えも上手い方と自覚している当管理人も、ここ数日はさすがにへこみ気味。

自分の頭の中に浮かぶことと言ったら「もっと、あそこのところをこうすれば良かったかな…」「もしかして、別の進め方があったのでは?」と反省の弁ばかり。つまりはご縁がなかったと、自分を慰めてみても、お客様の期待に応えられなかったのは、動かしようのない事実です。

このお仕事をさせてもらって改めて感じるのは、ウェブデザイナーとしての作業や工程よりも、いかにクライアントの希望を丁寧に汲み取るかといった、ディレクション業務の難しさですね。具体的には、メールを中心としたヒアリングなど、お客様との意思疎通の問題でしょうか。

無駄なことなどなにもない

いつでも気軽に連絡を取り合うという点で、メールには確かにメールの良さがあると思います。
でも、文面では難しい細かいニュアンスを伝いたい場合、電話やリアルな対面には適いません。
今回のお客様のような場合は、他の手法も検討する必要があるのかなと感じました。反省。

ビジネス目的でブログ運営をしている場合、こういう失敗事例を書くのってどうなんですかね。お店や個人の信用不安などにつながるんですしょうか…。個人的には特に気にしていませんが、インターネットの世界ではどこもかしこも、良いことづくめの成功事例しか見かけません。

そのような記事を見かけると、不安や焦りを感じることもありますが「隣の庭は青く見える」と割り切ってやり過ごしています。今回の趣旨とあまり関係ありませんが、気分が落ち込んだ時、ありのままに自分の気持ちや感情をすべてブログに書くのも、良い気分転換になりますよ。

手を動かすことが最も大切

閑話休題。今の仕事について良かったと感じること、それは自分で調べる癖がついたことです。そう自分では思っていて、デザイナーという職業柄、必要に迫られ調べ物などが出てきた場合、まずはグーグルなど検索サイトを利用した方が、解決への道のりが断然に早いんですよね。

自分が抱える困りごとの多くはすでに他の人も経験しているので、少し調べれば多くの回答は、掲載されています。なので、上記のような癖が身についたと思うのですが、どうなんでしょう。
方法的には「身近な周りの人に訊く」というのも当然ありますよね、職場などの場合だと。

いや、職場に限らず、ネットの世界でも同じかな。実際、当サイト宛てにもご質問くださる方がいますし、メールフォームより問い合わせてくださる方もいます。確かに人に聞いた方が早い。ただ、時々ちょっと思いますが、たまには自分で調べるということも大切じゃないかなと。

苦労して得た体験ほど有益

分からないことがあったら、すぐ辞書を引きなさい…我が家の父親がよく言っていた言葉です。小さい頃は、めんどくさっ…とスルーしていましたが、今ではその意味の重さが実感できます。「自分で調べるということ、その手間が後の自分の糧になる…」要はこういうことですが、

経験上、人から教えられたことって、ほとんど覚えてないんですよね。それよりあれやこれや、試行錯誤した結果、苦労して得た知識や経験の方が、後の作業に役立っていることが多いです。そこまで大げさに捉えなくても、能動的にアクションを起こすメリットはあると思います。

ちなみに、すぐ周りの方々に尋ねるという行動を起こされる方は、性格上、どちらかと言えば、物事のありようを素直に捉える傾向があり、身近な周りの人間に対する依存心が強いそうです。いつ頃でしたっけね。なにかの心理学の本で読みました。あまり関係はないですけど……。

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