このお仕事でブログを始めてからというものの、文章を書く機会が依然にもまして増えました。
もとより、活字を読むことは好きで、このように書くことにも、抵抗なく入り込めたのですが、
改めて、伝えるということに対し、言葉の持つ奥深さや難しさなどを実感しています。
本当に仕事ができる人には想像力がある
最近、親交のある方と一緒に仕事をすることになり、メールのやり取りをさせて頂いています。
ある日の文面の最後に、こんな一文が添えられていました。さりなげない一言と思うのですが、
相手を慮る先方の心情が読み取れて、受け取った瞬間、心がほっと暖かくなりました。
メールは言葉でしか、自分の考えを表現できません。伝えたいことが本当に伝わっているのか、
手軽に表現できるツールこそ、普段の一言に書き手の人間性が現れる。そんなことを思いつつ、
自分はどうなんだろうか、伝えたい内容を、自分の言葉で説明できているのだろうか、
ただ、感情に任せて、メールを書いたりしてはいないだろうかと、改めて思い巡らしています。
「他人のことを思いやれる人は、仕事ができる人。本当に仕事ができる人は、想像力豊かな人」
こんな時代だからこそ、相手のことを慮る想像力が求められているのかもしれません。
それ以外のご質問については、別途ご連絡いたします。
取り急ぎ、お礼まで。ぜひ、休日をお楽しみくださいね。
あなたが相手に伝えたいことは何ですか
最近、よく思うことの一つに、「より良いデザインに必要な考えは、引き算思考」があります。
なぜなら、物事には必ず優先順位があり、序列なくして、各要素の整理・再配置は行えません。
また、大切なことを伝えるには、あらかじめポイントをまとめておく必要もあります。
ホームページ制作にせよ、ブログ運営にせよ、当初はアピールのため必要と思っていた要素も、
運営期間が長くなるうち、いつしか数が多くなりすぎて、収集がつかない状態になってしまう。
アメブロでいえば、メッセージボードやフリースペース、サイドバー辺りでしょうか。
また、せっかくバランスを意識して制作しても、具体的な集客力にかげりが出始めてしまうと、
「もっと、見込み客にアピールする必要が…」「自社の強みや特徴を打ち出していきたい」と、
とかく、見た目のデザイン要素に目が奪われ、ついつい、足し算思考になりがちです。
シンプルにすることは、複雑にすることよりも難しい。
だが、そこに到達できれば、山をも動かすことができる。
「伝えること」と「伝わること」の違い
絵具ってありますよね。あれって、それぞれの色を混ぜ合わせると、最後は「黒」になります。
あれこれ足していった結果、いつしか、探し求めていた「本当の色」さえ分からない状態に…。情報過多のウェブサイトを見るたび、つい、そんなことを勝手に想像してしまいます。
ある意味、ホームページ・ブログ運営に対し、行うべき対策は決まっているのかもしれません。これだけ、やり過ぎ感が満載のサイトが多いわけですから、「引く作業」を常に怠らないよう、
意識し続けていければ、すべてのことがシンプルに回っていくような気もしています。
もちろん、「シンプル」という言葉ほど、制作者側にとって使い勝手が良い言葉ってないので、
当管理人が、ウェブデザインを担当させていただく際は、運営者側のパーソナルな部分も含め、
見込み客に伝えるべきことが伝わるよう、デザインという形で表現したいと思います。