初心者が失敗しないホームページを制作する際に必要なこと

ホームページ制作・作成

お花と子ども

おかげさまで最近、お客様からホームページ制作の問合わせをいただくようになりました。
その中身はさておき「デザインを変えるだけで、本当に集客できるようになりますか?」
という質問を受けることがあって、どう答えるべきか、返答に戸惑うことがあります。

主な理由として、デザインという要素に「集客力」と「訴求力」を一緒にしているためですが、ホームページ制作を成功させるには、まず「訪問前」と「訪問後」に分けて考えることが大切。そこで今回は、失敗しないホームページを制作するために必要な考え方をご紹介します。

ホームページ制作で失敗しないために

集客力とは、多少なりとも関心のある見込み客を、ホームページに呼び寄せる力のことであり、
訴求力とは、訪問してくれたユーザーに対し、商品やサービスの特徴や強みを伝える力のこと。どちらが欠けてもいけませんし、失敗しないためには、両方とも不可欠な要素でしょう。

ある意味、サイト訪問後の訴求力とは、成約率(コンバージョン)とも言えるかと思いますが、SEO対策やリスティング広告など、アクセスアップに大切な施策が、訪問前の集客力とすれば、デザインの品質やコンテンツの充実など、成約率向上に必要な施策が訴求力になります。

つまり、新規・リニューアル問わず、ホームページを作っても成果が上がらない要因としては、
見込み客を呼び寄せる集客力と、商品やサービスの価値を伝える訴求力、どちらかにあるため、ホームページ制作で失敗しないためには、この二つの点を意識して作ることが必要です。

成功する条件はネットもリアルも同じ

駅構内に出店中のリアル店舗を例に挙げます。一般的に、乗降客で賑わう駅ターミナルは自然と人の流れも多くなっているため、お客様を集める力はあると言えます。もちろん、何もせずして寄ってくるわけではありませんが、寂れた商店街にあるお店や店舗よりは苦労しません。

では、店員の接客や商品の品揃え、店舗の雰囲気などが悪ければ、いったいどうなるでしょう?
せっかくの集客力も、売り上げ向上に結びつけられず、思うような成果も得られなくなります。これはあくまでも、端的な例にしかすぎませんが、ネットの世界も基本的には同じこと。

ましてやネット運営の場合、見込み客となるお客様の顔も見えず、対面して説明できないため、より商品やサービスの特色を打ち出していくことが大切になります。そういう意味においても、コンテンツを含むデザイン戦略には、ユーザーに対する訴求力を上げることが大切です。

あれこれと欲張り過ぎると伝わらない

もちろん、訴求力といった点を意識しすぎるあまり、過度に情報を詰め込んでは伝わりません。トップページを中心に初心者が自作する場合、あれもこれもとアピールする傾向がありますが、必要以上に長い内容は見づらい印象を与えるため、レイアウト構成には注意しましょう。

言わずもがな、見た目のデザインに凝ることと、見に来てくれた方に伝えることは異なります。オシャレな感じにしたいといっても、訪問客にとって使いづらければ何の意味もありませんし、いろいろな情報を掲載したいといっても、売り込み臭が強すぎると成果も上がりません。

まずは、ホームページを訪れた方に、あなたの商品やサービス内容に関心を持ってもらうこと。そのために、どのような構成やレイアウトが最適化なのか、同業他社サイトなどをリサーチし、どんなコンテンツを掲載するか、情報を改めて整理した上で、作成することが大切です。

デザインを変える前に意識すべきこと

ビジネス目的でホームページを制作するなら、見た目のデザインを意識することも確かに必要。ただ、同時に「いかにして見込み客を集めるか」「どうすればアクセス数を伸ばせるか」など、SEO対策を適切に行うことも、失敗しないホームページ作りには欠かせないと思います。

これは、制作業者が意識すべきことかもしれませんが、上記「訪問前」と「訪問後」のように、
各目的を認識した上で、適切な改善策を提示することが、失敗しないホームページ制作の基本。もちろん、ネット集客を具体的に成功させる要因としては、他にもさまざまありますが、

「綺麗なデザインとは、売れるホームページではない」この手のコピーをたまに見かけるのは、この二つを混同していることが原因だと思います。個人的には、正しい知識を持った業者なら、
両者の要素をカバーできると考えていますが、玉石混合、あるのがこの業界ですから…。

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